Cisum Records よもやま話
大阪の中古レコードWEB SHOPのオーナーが、買付であった面白いことやクラブイベント、ディスコ・ガラージクラシックのレコードにまつわる雑談等を載せています。 WEB SHOPはこちら http://cisumrecords.com
TRAX RECORDSの謎
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 今回は、シカゴ・ハウス黎明期に大きな役割を果たしたTrax Recordsについてです。多分30歳以上のハウス好き限定の話になってしまいますが、ご容赦を。

 Youtubeをご存知の方も多いかと思います。世界中から集まった動画を無料で登録・閲覧できるアメリカの動画サイトで、音楽関係のものも結構あります。Theo Parrish in Belrin (Love Sensation大合唱!)とかもあるのですが、今はもう削除されてしまった中に、イギリス製作の番組で"History of House Music"というシリーズがありました。ハウス・ミュージックの誕生から現在までの流れをドキュメントしたものでなかなか面白かったのですが、その中にTrax Recordsのオーナーにインタビューした回がありました。

 『何故Traxのレコードは質が悪い(盤がグニャグニャ曲がっている、
盤面に何かが一杯埋まっている等)のか?』という質問に対して答えています。うろ覚えですみませんが、『レコードをプレスするのに一枚63セント、レーベルを張るのに38セント、当時そんなお金は無かった。だから古いソウルディスコか何かのレコードを掻き集めて溶かして、プレスして使っていたんだ。』・・・なるほど。
 また、Traxからレコードを出していたアーティスト達が
『ヒットしたのに全然金を貰えなかった』と文句を言っていたのに対し、『だって彼らは金が無かったからアドヴァンス(前金)で欲しがったじゃないか!買い取ってあげたんだよ。それに、アーティスト達は自分の作品が実際よりもすごく沢山売れたと思ってる。実際はそんなに売れてないよ。』・・・うーん、これについてはどちらの言うことも何となく分かるような気がします・・・

 兼ねてから我が国でもTraxの盤質の悪さは定評があり、それも愛すべき一つの特徴として、みんな仕方なく買っていたのですが、そんな事情だったんすねえ。

 ぼくのこの盤も3代目で、それまでは盤が反ってたり、センターホールが異常に中心からずれてたり、で買いなおしました。結果的に3枚同じものを買わされているわけで、これも経営戦略の一つ?なのでしょうか。TRAXのギャラにご不満のアーティストの方々、貴方達が売れたと思っているのは、実は世界中のハウス好きの人が何枚も買いなおしてるからかも知れませんよ。

では、今回はこのあたりで。
ディスコ好きな方は、ウチのWEB-SHOPも覗いてみてください。
http://cisumrecords.com

テーマ:日記 - ジャンル:音楽

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