
Sherbet / Howzat!
これもロンドンの友人に教えてもらいました
バレアリックとコズミック
近年とみに盛り上がりを見せているバレアリック( balearic )、コズミック( cosmic )関連の音ですが、ココ日本では当時どうだったのでしょうか?僕がロンドンに住んでいた時、イビザはクラバーが観光で行く場所、というイメージでした。極端に言ってしまえば、マイアミ近くのキー・ウエスト的な捉え方で、日に焼けた若者が能天気に遊んでいる、といった感じです。音楽的には色んなジャンル、ロックやブラジル、ディスコやハウス、テクノまで・・・そこから朝方にはきれいなチル・アウト系といった貧弱なものでした。実際に行ってきた友達も、現地のジャンキーと仲良くなってイロイロしてどうのこうの・・・と感想はまちまちで、当時の中古レコード屋のBalearicコーナーには美しいインスト(スパニッシュ・ギターものが多いです)系のものが多く、その後に出た"Cafe Del Mar"のコンピ・シリーズでも印象は変わらず、といった感じでした。僕自身も当時「バレリアック」とよく発言し皆に訂正されたものです。コズミックについては当時全く話に聞いた覚えがありません、ごめんなさい。
その後、ジプシーの集団に混じってヨーロッパを転々としていたスコットランド人と知り合い、いろいろ話を聞く事が出来ました。今の(1992年くらいの話です)観光地化されたイビザは本物じゃない、昔は筋金入りのヒッピーの溜まり場だったんだ、と悲しげに言っていました。毎日どこかのビーチでパーティーがあってな・・・と80年代のヨーロッパにおけるピッピーカルチャーについて面白い話が山ほど聴けたのですが、音楽的なことはやはり漠然とした印象しか持っていないようで、結局あまり分かりませんでしたが。
ここ近年の盛り上がりで、ロンドンの中古レコード屋にも"Balearic & Cosmic"というコーナーを見かけます。そこに入っている様々なレコード、誰もが知っているような80'sヒットからロック、グラウンド・ビートやハウスを見るにつれ、結局バレアリックもコズミックも「いいと思ったら何でも、勿論ヒット曲もかけますぜ」だったんだな、と思います。勿論踊ることでプレイするDJに応えるクラウドの存在があってのことですが、このジャンル・ボーダーレス感は最近の日本のシーンに共通するようで、面白いですね。そしてヨーロッパ盤のみのレコードでいいものが沢山あること、その多くは日本ではあまり知られていないこともよく分かります。
新しい価値観、音楽の捉え方という点で大きなものを今に伝えるバレアリックとコズミック、個人的には『いいものはいい』という非常にシンプルなメッセージをあらためて伝えている、と思っています。まだまだ勉強が足りませんが、そんな一枚を少しでも紹介出来たら、と思っていますので、来年も宜しくです。皆様、よいお年を!
ディスコ好きな方は、
ウチのWEB-SHOPも覗いてみてください。
http://cisumrecords.com
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