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わらしべ長者

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Denis LaSalle / I'm So Hot


僕等ディーラーはよくする事なのですが、あるレコード屋に行ったら、
その店のオーナー若しくはスタッフに「この近くに、中古のレコードが
沢山置いてあるような店を知りませんか?」と訊いて、数珠繋ぎに周ったりします。
まあ、既に知ってる店が殆んどで、酷いときはレコード自体が無かったり、
沢山あっても全部リイシューだったり、紛れもない新譜屋だったり・・・
こちらも過大な期待はせずに訊いていますけどね。

数年前、あるアメリカの南部の町で同僚と中古レコードを探していました。
主な中古盤屋を結構周ったのですが、なかなか欲しいものが買えません。
ある一軒の店で、例のごとく「他にお店無いかな~」と訊き、数珠繋ぎで町の
反対側にあるショッピング・モールの中にある店に行きましたが、そこは新譜屋で、
売れ残りの数年前のものを数枚抜いた程度、どうにも芳しくありません。
「もうこの町で行く店は無いな・・・」と思い、同僚のアイデアで
新しいスニーカーでもチェックしようかな、とそのレコード屋のすぐ隣にあった
Footrockerというスポーツ用品店に足を踏み入れました。
僕等は買ったレコードを入れた箱と貰ったポスターを小脇に抱えていたためか、
見終わって出ようとした時、客の1人のアフリカン・アメリカンの青年が
「お前等、音楽のプロモーターか?」と声を掛けてきました。
「うんにゃ、日本から来たレコード・バイヤーだよ」と言ってるのに、そのアンちゃんは
「オレ、曲作ってるんだけど是非聴いてくれ!コピーもしまくって日本のDJに渡してくれ!」
と言いながら、自作のヒップホップ・チューンが入ったCDRを渡されました。
そこで、何の気なしに「キミキミ、古いレコードは何処で買うの?」と
訊いてみたところ、チェーン店であちこちの町にある、
Tower RecordsやHMVみたいな大型新譜店の名前を挙げたのです。

「あのテの店に古いレコードなんてあるわけない、でも他に行く店無いしな・・・」
と思いながら、一応その新譜屋に行ってみました。
また町の反対側に逆戻り、行くのにかなり時間がかかってしまいました。
エサ箱には売れ残りの数年前のものはあったのですが、
こちらが想像していたのとは勿論違います。

その時、CDラックの下に沢山ダンボール箱が見えました。
なんとなく開けてみると、いきなり
Denis LaSalleのI'm So Hotの12インチを発見!
ご存知の方も多いと思いますが、コレ日本でも海外でもとても高いんです。
さりげなく同僚に報告、「これで数日間の宿代出たな!」と思いながら
50箱近いレコードを全てを見て、結構沢山レコードを発掘、
オーナーのオバちゃんの値段ともども大満足でその店を後にしました。

我々中古レコードに関わる人間はいつもグッド・ラックを探しているのですが、
こんな形ではとても珍しく、後にも先にもこの一回だけです。
あのFootrockerで会ったブサイクなアンちゃんはきっと天使に違いありません!
でも貰ったCDRはイマイチ、一度聴いたきりで放置でした。ゴメンね。


では、今回はこの辺りで。
ディスコ好きな方は、
ウチのWEB-SHOPも覗いてみてください。
http://cisumrecords.com
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テーマ : 日記
ジャンル : 音楽

MOTOWN in Detroit

20070119171957.jpg

デトロイト空港内のMotown Shopです


まだまだ寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
僕は新年明けから酷い風邪を引いてしまい、すっかり参りました。
「もう治ったかな・・」と遊びに出かけたり、仕事をしたりするとぶり返す、という最悪の展開でまだ引きずっております。
さて、今回はMotownについて少々。

アメリカに買付に行く折は、乗り換えたり降りたりでデトロイトの空港をよく利用するのですが、ここにMotown Shopがあります。
お土産をたまに買ったりするのによく利用させてもらっています。

以前のこのブログで、イギリスに入国の際に少々入国管理局で引っかかって、『ローリング・ストーンズを買いに来た』とジョークで言ったらすんなりスタンプをくれた、という話を書きました。

その後、アメリカのデトロイトでの入国の際にもそんなに厳しくはなかったのですが色々質問され、アフリカン・アメリカンのオジサンに『何を買いに来たんだ?モータウンか?』と訊かれ、これまたジョークで『ああ、LAに引っ越す以前のレコードをね(モータウンは70年代にLos Angelsに会社ごと引っ越しているのです)』と言ったら、そのオヤジは急に小声になり、『家にソウルディスコの古いレコードが沢山あるけど、お前買うか?』と!!
まあ行ったら何かは買えるやろ、と電話番号を尋ねると、『いや、ここじゃマズイ、中古レコード屋に行ったらXXX(オッサンの名前)を言ってみろ。みんなオレのこと知ってるから、電話番号を教えてくれるはずだ』と口頭で名前だけ教えてくれました。
確か、すごく珍しい、W から始まる植物の名称の名前でした。

『着いた早々ラッキー、もしかして沢山買えるかも』と妄想しながら店周りを始め、あちこちでその人のことを尋ねると、『誰や、ソレ?知らんな~』と誰一人知りませんでした・・・
その後、イミグレーションでその人と会うことは未だありません。
今もデトロイトに行く度に、『あのオッサンに会えるかな・・・』などと思ってしまいます。まったく罪作りなオヤジです・・・


では、今回はこの辺りで。
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海外のディーラー

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あけましておめでとうございます。
2007年も始まりました、今年も買付に頑張ります!

この間知り合いと話していて、「海外のレコードディーラーってどんな人?」という話になりました。いやー、色んな人がいます、ホント。

 この間アメリカでレコードフェアに行ったら、そのフェアで買いまくってる客のオッサンに「この近くで店やってるから、後で来い」としつこく声を掛けられました。小さい店らしく、時間もあるし、あまり期待しないで行ったのですが・・・

さらに期待を裏切られ、僕が買いたいモノが全くありません。ちょっと「買っておこうかな・・・」というレベルのレコードがあっても、殆んどのレコードはコンディションが悪く、買えたモンじゃありません。難しい顔をしながら4枚ほどチョイス、それも手ぶらで帰るのも何だから買っておこう、というレベルのものです。しかしオッサンは不満顔「何が欲しいんや?言ってみろ」としつこく訊いてきます。試しにレアなものを何枚か挙げても、そんなの持ってるはずありません。
 
 あまりの雰囲気の険悪さに、「欲しいものはアタマの中に入ってるし、分かってるよ。ただココに無いねん、高いものやコンディションのいいものは全部E-Bayで売ってんのやろ?だったらそんなに期待されても困る」と言ってしまい、雰囲気はドツボに。お互い無言で挨拶もせず別れました・・・
 こういう部分が僕のアカンところなのですが、それにしても日本人ディーラーを歩く財布と見なしているやつは結構います。勿論僕もその一部だし、欲しいものがあればお金を使いますから仕方ないのですが、本当に腹が立つことも多いです、こんなことしょっちゅうありますし。

 勿論そんな人ばかりではありません。いい人も沢山いるし、本当に友人みたいにいい関係を結べる人もいます。また一度お邪魔して駄目でも、次はいいレコードを持っているかもしれないので、なるべく友好的に接するように心がけています。しかし、僕等にとっていいディーラーの基準は『いいレコードをこちらが買える値段で持っている人』という点に尽きます。
知識が豊富なディーラーはいいものを持っていたりするのですが、おしなべて値段が高かったりします。
一方、あまり知識が無い人は安めなのですが、コチラの欲しいものが何か分からないので家にお邪魔してもあまり買えなかったり・・・

しかし、これは日本のお客さんがレコード屋に思うことそのままですね!
肝に銘じ、今年も当店は頑張りますのでどうか宜しくです。

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Author:cisum
大阪の中古レコードWEB SHOPのオーナーが、買付中にあった出来事や日々の雑感、過去に放浪の旅をした時の思い出等を書いています。

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