Cisum Records よもやま話
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『おしん』 と 『ハネコ』
おし

イラン人女性のハートを鷲掴みにしたヒロイン3人です



またまた書くネタが思いつきません・・・
仕方がないので「またか・・・」とお思いの方もいるかも知れませんが、今回もイランでの昔話で勘弁してください。


 相当昔になりますが、NHKのドラマで『おしん』という朝の連続ドラマ(1983〜1984)がありました。戦前、戦後、現代と時代背景を変え、それぞれの時代でつらいことを耐えて耐えて耐えまくり老後に安らぎを手に入れた女性の生涯を描いたもので、日本での放送終了後でもいろんな国で放送されていたみたいです。


 僕が1990年頃にイランに行ったとき、首都テヘランではバスに乗っているとたいてい誰かに話かけられました。外国人旅行者が珍しかったのでしょう、その中でも僕が日本人と分かると『オシン!』と笑顔で言ってきたり、「『ハネコ』知ってるか?」と訊いてきます。「『ハネコ』ってなんだろ?」と思いつつも笑顔で対応、『おしん』の人気ぶりは他国で知り合ったバックパッカーに聞いていましたが、こんなにすごいとは思いませんでした。
ドラマのイランでの放映時、イランはイラクとの長い長い戦争中でして、何かと不自由を強いられている国民に「おしんを見習って耐えろ!」というメッセージを込めて時の政権がテレビで放送したらしいのですが(国威高揚、ということです)、これが予想を遥かに越えて大人気!国民の『尊敬する人物は?』というアンケートで当時のイスラム指導者を抜いて「おしん」が1位になってしまい、それが当局の怒りに触れ放映を打ち切られた、という逸話があります。それくらいイラン人のハートを鷲掴みにしたようです。


 イランの首都テヘランでは知り合った大学生の家に1週間ほど泊めてもらっていたのですが、そこで『ハネコ』の謎が解けました。斉藤由貴主演の、のちに放映された同じく朝のNHK連ドラ『はね駒(はねこんま)』のことで、夜に週一で放送していたようです。たまたま僕が居候していた週は、母親役の樹木希林が亡くなる回で、それを見ていた友人のオカンは最初しくしく、後に号泣!!やっぱり人が亡くなるシーンは世界共通でオカンを泣かせるのかな・・・などとなんだか妙な気分になりました。『親は大切にしなさいよ』とも言われちゃいました・・・


 その後、イランのバザール(フレア・マーケット)に行くと、田中裕子の写真入のロケットが並べられていたり、小さな額に写真が入っていたり・・・本人はこのイランでの人気を知っていたのでしょうか?そして、今でもイスラムのむくつけき男達の胸元で笑顔を振りまいているのでしょうか・・・?今後イランとの外交が上手くいかない時は、田中さん、是非とも特使でお願いします。


では、今回はこの辺りで。
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